Instagramで、リフォーム中のお家をご紹介中に、この部分は小部屋ではなく「おちむねだよ!」 と、教えていただきました。
「落ち棟」とは
棟とは、屋根を構成する部分の一部です。屋根の棟は、大棟、寄棟などの種類があります。
今回の「落ち棟」とは、大棟よりも、下にある棟のことで、大棟より下がっているので「落ち棟」といいます。 普通、この場所は、部屋というより、納戸のようなスペースになるそうです。
その他用語解説
- 大棟(おおむね)屋根の中で一番高いところにあり、水平な部分を大棟と言います。端に鬼瓦が乗っています。
- 降棟(くだりむね)大棟の端から斜めに降りている形式で、洋風、和風の家のどちらにもみられる形式だそうです。
- 稚児棟(ちごむね)日本家屋特有の棟で、隅棟の先についている短い軒です。神社仏閣などの屋根についている例が多いそうです。
- 隅棟(すみむね)降棟の先、稚児棟との間にあるのが、隅棟で、神社仏閣の屋根によく見られます。
また、この棟は屋根などで隠れているので、気づかないうちに劣化しているケースもあるそうです。
台風や大雨の自然災害で屋根が破損してしまうケースがあるので、異変を感じたら、メンテナンスもおすすめです。
今回のリフォームは、2階の部屋や廊下をしましたが、この落ち棟の部分も綺麗に磨き、漆喰の壁にしたり、棚を付けたりして、使い勝手の良い小部屋になりました。
家の構造が分かっている大工さんだからこそできる技!
家は心地よい場所であって欲しい。
長く住み続けて、思い出もたくさんできますよね。 大切な場所をさらに心地よくするお手伝いさせていただきます。