こんにちは。発信部員のマロです。
宮下工務店さんの施工事例で、数年前のこと。
こんなご依頼がありました。
それは、
奥様の介護をされているご主人からで、
『奥様のために』今よりも少しでも快適に過ごせるように。。
自宅の敷地内に新しいおうち(離れ)を建ててほしい
ということがありました。
介護生活では、車椅子が欠かせなかったりするため、これまでのお家では
今まで当たり前だった生活に支障がでてきます。
びっくりするくらいできなくなる(不便なこと)ことが
たくさん出てきます。
なので、あらたに小さくても快適に過ごせる空間は必要になります。
今回は、お家の敷地に離れとして建てることに。
まずは、家を建てても大丈夫な土壌づくりから。
草や木が生い茂っているお庭の一部を整備することから始まりました‼
この地面をならす作業はとても大事です。
何事もそうですが、表に見える華やかな部分(家)だけを重視するのではなく、
目に見えないところにおいての作業(仕事)をいかに行うかで
あとあとの出来栄えに影響を及ぼしてきます。
そして、次の土台づくりもうまくいきます!!
介護すること、介護されること。そして、家族として一緒に過ごす時間。
そのために用意された家づくりとなりました。
平屋の家で、必要な部屋数を考え、
入口(玄関部分)は引き戸で車いすでも出入りし易いように。
また、入口側の屋根を伸ばして雨に濡れない対応にし、スロープも設置。
そしてそして、
直ぐに車に乗れるように家の脇にカーポートを設置するなど、
こちらのご家族(ご夫婦)にとって、少しでも助けになるようにとの想いをもって建てたお家。
旦那さまは、建てて良かったと、おっしゃられていたそうです。
わたしたちは人生のおわりに、
やったことを後悔することよりも
やらなかったという後悔の方が大きいと感じるみたいですね(笑)